ドメインオーソリティ
Domain Authority
Authorityを辞書で調べると、
『(その分野における)権威者』『権威』『権力』といった意味をもった言葉
と紹介されています。
ドメインオーソリティとは、ウェブサイト・ホームページを検索エンジンが評価する時の、一つの指標です。
Beauty.comというドメインがあるとします。
美容関係のホームページです。
ローカルビジネスではなく、日本全国に向けたサービスを展開しています。
ホームページを開設して10年。
色々な商品の販売や、美容に関する悩みや解決方法。
ありとあらゆる、美容の情報を発信しているホームページです。
とある人が
『美容 スキンケア 化粧水』
と検索したとします。
GoogleやYahooは、この『美容 スキンケア 化粧水』という検索キーワードに対して、どのホームページを紹介してあげるのが良いのかをルール付けして順位を決めています。
その中で数年前までは、ドメインオーソリティが最も重要な指標と言われていました。
そのホームページは外部からのリンクがどれくらい入っているか?
リンクの発信元ホームページは、どういうホームページなのか?
例えば、日本の大手美容企業《資生堂・カネボウ・ポーラ》などからリンクが入っていると、相当な信頼に値すると評価されます。
有名美容ブロガーが紹介してくれるのと、誰か知らない20歳の女性が紹介するのでは価値が違うと評価します。
ドメインオーソリティは外部リンクの数、リンクの価値、リンクの信頼性など150以上の項目をチェックしてホームページの評価を出していると言われていました。
Google自体には数年前までは、ページランクというホームページの評価をランキング形式で評価をしていました。
ブラックハットSEO
黒い帽子のSEO。
イメージ通りの悪いSEO対策。
そのホームページにリンクが何本入っているか?
この本数をあげるだけで、ホームページの評価がグンと上がり検索結果が上位表示されていました。
ブラックハット=悪いSEO対策と言う意味です。
あまりにもひどい状況なので、Googleさんはリンクがキレイなリンクなのか、ブラックなリンクなのかをチェックするようになりました。
チェックしてブラックなリンクばかりのホームページはGoogleさんからペナルティを受けます。
『美容 スキンケア 化粧水』
と言うキーワードで10位以内だったのが、40位以内に表示されることが無くなったり。
検索で上位に表示はされないようにペナルティを受けます。
ホワイトハットSEO
GoogleさんはホワイトハットSEO。
ちゃんとキレイな運営をしているホームページだけを評価して順位を付けたいと考えています。
検索をする人に訳のわからないホームページを紹介することは出来ないからです。
意味のないリンクがいっぱい付いているホームページには制裁を与える。
リンクありきのSEOは終わりです。
そういう雰囲気を出していました。
ホームページはちゃんと運営をして、検索する人の気持を120%満たしていれば上位表示するという都市伝説を信じさせようと。
例えば美容系のホームページなら、有名な美容家の人の意見や美容整形外科医の意見などが含まれている方が評価が高い。
専門家としての発信が大事なポイントだと。
グレーゾーン
しかし、グレーゾーンがまだまだ存在しているのも現実です。
まだまだリンク重視だったり、順位に納得がいかないケースも多々あります。
同じレベルのホームページで書いている記事の内容も発信している人の専門性も、甲乙付けがたい2つのホームページ。
こういう場合は、リンクがたくさん付いているホームページの方が上位表示されている事が多いようです。
あの、世界中の天才を集めていると言われているGoogleさんでさえ、未だにこれというルールを決めかねているのが現実です。
こっちを立てるとあっちが立たない。
バランスが非常に難しいので、去年ダメって言われていた事が今は評価されたりします。
そして気付くと、またダメってなっていたり。
まだまだ、これという正解が無いのも事実です。
おわりに
SEO対策をする時に、確実にこれという正解が無いということは頭に置いておく必要があります。
しかし、リスクの高いSEO対策はするべきでは無いと思います。
2度と日の目を見ることが無くなっても良いのなら別ですが、個人事業主や中小企業のドメインは看板と同じです。
看板をコロコロと変えることは出来ないので、Googleが推奨する正しいSEO対策をするべきです。